前回の原付(AF56)のメンテナンス以来、
ガンガン走り回っていたのですが、
走行中やアイドリング中に、ガガガガガ・・・という
耳障りな異音が発生する様になりました。
駆動系の様でもあるし、ラジエーター付近の様でもあるし・・・。
原因がはっきり分からないので、
とりあえず、この機会に、駆動系のパーツを交換し、
さらに、ラジエーターの点検と整備もする事にして、
その作業の中で、異音の原因を探ってみようと考えました。
その作業について、今回も自分の備忘録の為に、
日記に書いておく事にしました。
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まずは、駆動系の交換から。
一般的に、ドライブベルト、プーリー、ウェイトローラーの交換時期は、
走行距離1万km~2万km前後だと言われているそうです。
前回これらを交換したのは、2015年5月なので、
今回はそれからおよそ3年半経過。
距離は、メーター表示だと、前回が3239.6kmで、今回が、1437.8km・・・。
・・・減ってるし(笑)。
このタイプの原付の困ったところで、万の位以上の表示が出来ません。
今回の場合、恐らく2万km以上は走ってないと思うので、
8198kmか、18198kmのどちらか・・・。この違いは大きいですね^^;。
どちらにせよ、安全の為に交換しておくに越した事はないので、
今回は、ドライブベルト・プーリー・ウェイトローラーの他、
クラッチの方も交換する事にしました。
今回交換する新しいVベルト・プーリー・ウェイトローラーのセット。
現在使っているのもこれなのですが、安い割になかなか良かったので、
今回もこれを使う事に。↓
【あす楽対応】KN企画 CVT補修プーリーベルトキット Today AF61 67 DIO AF62 68 スマートDIO AF56 AF57 (CVT-D1)
そして、クラッチ側。これはさすがに結構高価でした。
UPS(アップス)というオンラインショップにて、12800円で購入。
商品名は、「ZOOMER TUNEドリブンキット【タイプ2】」。
その名の通り、ZOOMERにも使える様です(むしろそちらがメイン?)。
クラッチ、アウター、センタースプリング、クラッチスプリング等が
セットになっています。
それでは、作業開始。
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①エアクリーナーのカバーを外す
エアクリーナーのカバーが邪魔になりますので、まずはこれを外します。
ネジが5点。 |
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②クランクケースカバーを外す
クランクケースのカバーを外します。
8mmのボルトが5点。
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ちなみに、クランクケースのカバーが外れたら、
エアクリーナー内に異物が入らない様に、
エアクリーナーの方のカバーを元通りに付けておいた方が無難かも。
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③プーリー、クラッチのナットを外す
インパクトレンチで、プーリー(左側)、クラッチ(右側)を固定しているナットを外します。
プーリー側は17mm、クラッチ側は14mm。
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ちなみに、前回は、クラッチのナットを外す際に
「シザーズホルダー」という専用工具で
アウターを固定する必要があったのですが、
今回は性能の良いインパクトレンチを使用しましたので、
アウターを手で掴んで固定するだけで簡単にナットが外れました^^;。
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④プーリー側のフロント部分を外す
プーリー側の、ベルトより手前にある部品(ワッシャー、キックギア、ドリブンフェイス)を外します。 |
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⑤クラッチとベルトを外す
まずクラッチアウター、それからクラッチ本体を外します。 クラッチを外すと、一緒にベルトも付いて来ますので、まとめて取り出します。 |
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⑥プーリー側の部品を全て取り出す
プーリーボス、プーリーを取り出します。 プーリーの中には、ウェイトローラーが入っています。 |
ちなみに、プーリーを外す時には、まずプーリーボスを抜き取ってから、
ブーリー全体をしっかりと掴んで抜き取った方が良いです。
プーリーボスを残したまま、プーリーのフロント部分を外してしまうと、
奥にあるプーリーの背面部(蓋?)が残ってしまい、
プーリー内のウェイトローラーが転がり出てしまう恐れありです。
こんな感じに・・・^^;。↓
ちなみに、今回外した駆動系のパーツはこんな感じでした。↓
↑クラッチ。アウターに少し傷があります。
(前回のメンテの時に付けてしまいました。)
↑クラッチ本体。何となく劣化している様には感じますが、
使えるのかどうかの判断基準は全く分かりません^^;。
↑プーリーとウェイトローラー。
ウェイトローラーは少し片減りしていますね。
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⑦クランクケース内の清掃・注油
クランクケースの内部を、パーツクリーナーや歯ブラシ、ウエス等で清掃します。
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⑧各部に注油
クランクケース内部、そして、組み付ける新しい部品に、潤滑油を塗布します。
今回は、スプレーの汎用タイプ(左の画像)を使用。あまり沢山塗布し過ぎると、後で漏れ出て来るので^^;、程々に・・・。
また、ベルトに当たる部分には塗りません。ベルトが滑ってしまうので・・・。
ウェイトローラー等には、専用のグリスを塗布した方が良い様ですが、今回は無かったので、スプレータイプで済ませました。それでローラーの片減りが激しい様なら、次回は考えます^^;。
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新しいプーリー、ウェイトローラーです。↓
ちなみに、蓋の部分は前のままですので、当然清掃しておきます。
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⑨部品を組み付ける
外したのと逆の流れで、部品を組み付けていきます。
ベルトは、結構固くて入れづらいのですが、クラッチ側でぐっと絞ってやると、クラッチの溝に入り込み、すると途端に余裕が出て簡単に入る様になります。 |
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⑩ナットを締める
プーリー、クラッチを固定するナットを締めます。
プーリーの方は締め過ぎ厳禁らしいです。シザーズホルダーでドリブンフェイスを固定し、トルクレンチを使って60Nmで締め付け。
※(後日追記)60Nmというのは私の勘違いで、これは締め過ぎになります。正しくは「32Nm」でした。
クラッチの方は、よく分からないので^^;、インパクトレンチで適当に締め付け。 |
デイトナ 36469 シザースホルダー/ピン45-145mm ピン径φ5.5/φ11 デイトナ 36469
ちなみに、このプーリーのナットの締め付けトルク60Nmというのは、
サービスマニュアルを見た訳では無いので、正しいのかは不明です。
ネット上で、デイトナのAF56用プーリーのマニュアルPDFを拾って、
そこに締め付けトルクとして「60Nm」と書かれていたので、
それを信じる事にしました^^;。
僕が買ったセットの説明書には載っていませんでした^^;。
※(後日追記)前述の通り、60Nmというのは誤りで、正しくは「32Nm」でした。
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⑪カバーを付けて完了
エアクリーナーのカバーを付けている場合は一旦外し、クランクケースカバーを取り付け、そして、エアクリーナーのカバーを取り付けます。 |
これで、駆動系の交換作業は完了となります。
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さて、肝心の異音ですが・・・
残念ながら、消えていませんでした・・・(-_-;)。
どうやら、駆動系が原因では無かったようです。
次は、ラジエーターの点検と整備。ですが・・・。
そちらの方は、まだ完全に終了してませんので、
また別の機会で日記に書きたいと思います。 |