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過去の日記(2019年)

◎02月10日 スマートディオ(AF56)で異音→とりあえず駆動系交換


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2019年02月10日 09時35分
スマートディオ(AF56)で異音→とりあえず駆動系交換
 前回の原付(AF56)のメンテナンス以来、
ガンガン走り回っていたのですが、
走行中やアイドリング中に、ガガガガガ・・・という
耳障りな異音が発生する様になりました。
 駆動系の様でもあるし、ラジエーター付近の様でもあるし・・・。
 
 原因がはっきり分からないので、
とりあえず、この機会に、駆動系のパーツを交換し、
さらに、ラジエーターの点検と整備もする事にして、
その作業の中で、異音の原因を探ってみようと考えました。

 その作業について、今回も自分の備忘録の為に、
日記に書いておく事にしました。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 まずは、駆動系の交換から。

 一般的に、ドライブベルト、プーリー、ウェイトローラーの交換時期は、
走行距離1万km~2万km前後だと言われているそうです。

 前回これらを交換したのは、2015年5月なので、
今回はそれからおよそ3年半経過。

 距離は、メーター表示だと、前回が3239.6kmで、今回が、1437.8km・・・。
・・・減ってるし(笑)。
 このタイプの原付の困ったところで、万の位以上の表示が出来ません。
 今回の場合、恐らく2万km以上は走ってないと思うので、
8198kmか、18198kmのどちらか・・・。この違いは大きいですね^^;。

 

 どちらにせよ、安全の為に交換しておくに越した事はないので、
今回は、ドライブベルト・プーリー・ウェイトローラーの他、
クラッチの方も交換する事にしました。

 今回交換する新しいVベルト・プーリー・ウェイトローラーのセット。
 現在使っているのもこれなのですが、安い割になかなか良かったので、
今回もこれを使う事に。↓

 

 

【あす楽対応】KN企画 CVT補修プーリーベルトキット Today AF61 67 DIO AF62 68 スマートDIO AF56 AF57 (CVT-D1)
【あす楽対応】KN企画 CVT補修プーリーベルトキット Today AF61 67 DIO AF62 68 スマートDIO AF56 AF57 (CVT-D1)

  そして、クラッチ側。これはさすがに結構高価でした。
 UPS(アップス)というオンラインショップにて、12800円で購入。
 商品名は、「ZOOMER TUNEドリブンキット【タイプ2】」。
 その名の通り、ZOOMERにも使える様です(むしろそちらがメイン?)。
 クラッチ、アウター、センタースプリング、クラッチスプリング等が
セットになっています。

 

 

 それでは、作業開始。

①エアクリーナーのカバーを外す

 エアクリーナーのカバーが邪魔になりますので、まずはこれを外します。

 ネジが5点。

②クランクケースカバーを外す

 クランクケースのカバーを外します。

 8mmのボルトが5点。

  ちなみに、クランクケースのカバーが外れたら、
エアクリーナー内に異物が入らない様に、
エアクリーナーの方のカバーを元通りに付けておいた方が無難かも。

③プーリー、クラッチのナットを外す

 インパクトレンチで、プーリー(左側)、クラッチ(右側)を固定しているナットを外します。

 プーリー側は17mm、クラッチ側は14mm。

  ちなみに、前回は、クラッチのナットを外す際に
「シザーズホルダー」という専用工具で
アウターを固定する必要があったのですが、
今回は性能の良いインパクトレンチを使用しましたので、
アウターを手で掴んで固定するだけで簡単にナットが外れました^^;。

④プーリー側のフロント部分を外す

 プーリー側の、ベルトより手前にある部品(ワッシャー、キックギア、ドリブンフェイス)を外します。

⑤クラッチとベルトを外す

 まずクラッチアウター、それからクラッチ本体を外します。
 
 クラッチを外すと、一緒にベルトも付いて来ますので、まとめて取り出します。

⑥プーリー側の部品を全て取り出す

 プーリーボス、プーリーを取り出します。
 
 プーリーの中には、ウェイトローラーが入っています。

 ちなみに、プーリーを外す時には、まずプーリーボスを抜き取ってから、
ブーリー全体をしっかりと掴んで抜き取った方が良いです。
 プーリーボスを残したまま、プーリーのフロント部分を外してしまうと、
奥にあるプーリーの背面部(蓋?)が残ってしまい、
プーリー内のウェイトローラーが転がり出てしまう恐れありです。
 こんな感じに・・・^^;。↓

 

 ちなみに、今回外した駆動系のパーツはこんな感じでした。↓

 

 ↑クラッチ。アウターに少し傷があります。
 (前回のメンテの時に付けてしまいました。)

 

 

 ↑クラッチ本体。何となく劣化している様には感じますが、
使えるのかどうかの判断基準は全く分かりません^^;。

 

 

 ↑プーリーとウェイトローラー。
 ウェイトローラーは少し片減りしていますね。

⑦クランクケース内の清掃・注油

 クランクケースの内部を、パーツクリーナーや歯ブラシ、ウエス等で清掃します。

⑧各部に注油

 クランクケース内部、そして、組み付ける新しい部品に、潤滑油を塗布します。

 今回は、スプレーの汎用タイプ(左の画像)を使用。あまり沢山塗布し過ぎると、後で漏れ出て来るので^^;、程々に・・・。

 また、ベルトに当たる部分には塗りません。ベルトが滑ってしまうので・・・。

 ウェイトローラー等には、専用のグリスを塗布した方が良い様ですが、今回は無かったので、スプレータイプで済ませました。それでローラーの片減りが激しい様なら、次回は考えます^^;。




 新しいプーリー、ウェイトローラーです。↓
 ちなみに、蓋の部分は前のままですので、当然清掃しておきます。

 

 

⑨部品を組み付ける

 外したのと逆の流れで、部品を組み付けていきます。

 ベルトは、結構固くて入れづらいのですが、クラッチ側でぐっと絞ってやると、クラッチの溝に入り込み、すると途端に余裕が出て簡単に入る様になります。

⑩ナットを締める

 プーリー、クラッチを固定するナットを締めます。

 プーリーの方は締め過ぎ厳禁らしいです。シザーズホルダーでドリブンフェイスを固定し、トルクレンチを使って60Nmで締め付け。
※(後日追記)60Nmというのは私の勘違いで、これは締め過ぎになります。正しくは「32Nm」でした。

 クラッチの方は、よく分からないので^^;、インパクトレンチで適当に締め付け。

デイトナ 36469 シザースホルダー/ピン45-145mm ピン径φ5.5/φ11 デイトナ 36469
デイトナ 36469 シザースホルダー/ピン45-145mm ピン径φ5.5/φ11 デイトナ 36469

 ちなみに、このプーリーのナットの締め付けトルク60Nmというのは、
サービスマニュアルを見た訳では無いので、正しいのかは不明です。
 ネット上で、デイトナのAF56用プーリーのマニュアルPDFを拾って、
そこに締め付けトルクとして「60Nm」と書かれていたので、
それを信じる事にしました^^;。
 僕が買ったセットの説明書には載っていませんでした^^;。
※(後日追記)前述の通り、60Nmというのは誤りで、正しくは「32Nm」でした。

⑪カバーを付けて完了

 エアクリーナーのカバーを付けている場合は一旦外し、クランクケースカバーを取り付け、そして、エアクリーナーのカバーを取り付けます。

 これで、駆動系の交換作業は完了となります。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 さて、肝心の異音ですが・・・
残念ながら、消えていませんでした・・・(-_-;)。

 どうやら、駆動系が原因では無かったようです。

 
 次は、ラジエーターの点検と整備。ですが・・・。

 そちらの方は、まだ完全に終了してませんので、
また別の機会で日記に書きたいと思います。 
カテゴリー:日記

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